2025.9
UNOH SHAKER 展 @RINEN gallery 大阪府吹田市垂水町
会場:RINEN gallery 大阪府吹田市垂水町3-34-22
会期:2025年10月11日(土)~13日(月.祝)
時間:11:00~18:00
*12日(日)14:00からShaker家具大全の共著者の西川栄明さんも交えて、講演会の開催を予定しております。
2024.6
書籍出版のご案内『シェーカー家具大全』
この度本を出版いたします。2024年9月6日発売開始。
どうぞよろしくお願いいたします。
2024
家具のご相談等のご来房、随時受付しております。
ご来房随時受付しております。納品等で留守の時もありますので必ず事前にお問い合わせフォームよりご希望日をお知らせください。
調整させていただき、ご返信差し上げます。
UNOHでは、Shaker Style(シェーカースタイル)の家具を製作しています。
シェーカースタイルとは、19世紀を中心にアメリカで活動した清教徒シェーカー教徒の自給自足の共同生活から生まれた様式です。
その家具の特徴は、健康的な自然の中で神と共に生き、教義の中から創り出されました。
簡素で規則正しく、極限までそぎ落とされた形は機能優先の美しい生活道具です。それを可能にするシェーカー教徒達の確かな技術によるものです。
Put your hands to work, and your hearts Tio God. (手は仕事に、心は神に。)
そのような歴史を持つシェーカー家具を当時と同じように、手作業を基本として制作しています。 工房は京都市右京区の北西部に位置し、杉と檜の植林の山々に囲まれた場所にあります。1990年に京都市街の工房から自ら手掛けた工房と住居に移り住みました。そして、杉板の下見板張りの工房からは簡素で機能的な生活道具が、生まれています。
椅子の部材はある程度まとめて作ります。シェーカーの椅子を製作するには、旋盤の作業は欠かせません。
その作業の上達には、同じ形を何本も制作することにあります。そして、上手く整った部材を見てその作業に没頭することが私は好きです。
産業革命の始まりとほぼ同時期にシェーカーの活動も始まります。先進的だったシェーカー達は機械を取り入れながらも、
手作業による工夫もしてきました。手道具類は、今私達が使っている物とほぼ同じです。
その当時導入された機械も、基本的には変わりがないようです。
材 料 Wood Material
Mt Lebanon コミュニティの近く、その樹は育っていた
記念に一枚持ち帰った
Mt Lebanon コミュニティ近くの道路標識。メープルの樹の小道を、荷台一杯に椅子を積み込んだトラックが走っていったような。
Mt Lebanon 近くの製材所。樹種は多数。
Shaker教徒の木工芸品の材料はコミュニティの周りで育った木を使うことが基本でした。
Shakerの椅子を代表するサイドチェアは場所によって違いますが、イエローバーチ材を使うことが多く、教徒らが使う自給用として大量生産がされました。
後に、Mt Lebanonではメープル材が多く使われるようになり、外部社会に販売されました。そのメープル材が育っている景色を見たくて北米を旅しました。
UNOHでは安定供給の観点から、日本の材木商から製材・乾燥した北米産のメープル材を購入していましたが、最近では少しずつ国内産の材料を使い始めています。
メープル、カエデ系の材料は剛性にすぐれ、Shaker Styleのような細いデザインの椅子を作るのには適しています。UNOHでも2020年頃からは、国産材のイタヤカエデや実験的に地域材の広葉樹を使うことが多くなってきました。
オリジナルの椅子の背板は柾目を使うことが多く、木取りの事を考えると、ある程度の太さの樹が必要になってきます。
大木の北米産のメープル様に均一な木目の物は少なく、地域材のカエデ系の安定した柾目使いはできませんが、使用するには事足りる生活道具を生み出しています。
UNOHの試み
国産材のイタヤカエデ材は美しい木目の表情を見せてくれます。しかし、加工途中に節やシミなどが現れることがあります。
割れなど強度に関わってくるような材料は使いませんが、無節だけを使う過剰な選択には疑問を抱いていました。
健康的に育った天然木の個性としてのこげ茶の筋、ミネラルストリークさえも気になることもありました。
蒸して曲げる加工では予期せぬ方向に曲がることもあります。それらの部材で組み上げた物は、B級品、不良品として自家用に使ったり、倉庫に保管されていました。
行き場のなかったそれらの品を「Knotty Item」という名で販売を開始しました。
使用に関して、支障をきたすものではありません。試作品や展示品、傷ついた部材で組み立てた物などもそのカテゴリーに含まれます。
工房の作業
木目の方向を見ながら組み上げる。
旋盤作業無しでは、shaker chairはできない。
ティルティングボタンの穴を開ける
微調整しながら組み上げる
皮紐を通しティルティングボタンを取り付ける
座面テープを巻く、気持ち落ち着く作業
